★今回この本から学びます★
世界一やさしい株の教科書1年生 再入門にも最適! [ ジョン・シュウギョウ ]
皆さんこんにちは「20代からの資産運用を考える」管理人のゆうしゃんです。
今回は「本から学ぶ」シリーズ第五回。
「世界一やさしい株の教科書」から株について学んでいきましょう。
まだ、前回のお話を見ていない方は下記記事をご覧ください。
また、こちらのボタンから本シリーズを全てご覧いただくことができます。
今回はこの本から、投資に関する正しい考え方について学んでいきます!
投資に関する正しい考え方を身につけよう
時より話題のニュースをみてすぐに飛びついていく方がいらっしゃいます。
しかし、それは本当に正しい選択なのでしょうか。
そのニュースを見て偶然最高値で売り抜けた人はラッキーです。
しかし、この取引により損失を被ってしまった人も、幸いにも利益を得た方もその原因が分かっていないのです。
これが大きな問題点。
原因が分かっていないため、その結果をどう改善して良いのか分かりません。
もう一度利益を取りたくても、同じような失敗を繰り返さないようにするためにも、原因が分かっていないため再現することができないのです。
勝ったとしても負けたとしても再現できる取引を
次の取引に向けて、今回とれた利益まで大きく上乗せして利益を得るのが「株式投資」の基本です。
今回たまたま儲かったから、もういいや。
そんな人には何の問題もありません。しかし、そんな方はこの記事を読んでいないと思います。
多くの方は継続的に儲けていきたいと考えていますよね。
そのために大切なことは、自分のやった取引を再現できることです。
これができないと過去に株式投資で儲けた利益だけでなく、自己資金までもを失ってしまうことになります。
なんと、1年以上投資に関わっている人の約8割の人は損失を被ってしまっていると言われているそうです。
儲けるために始めた投資で損失を被るなんて、本当に悲しいことですよね。
なぜ、上がるか下がるかの2つしかない市場において約8割の人が負けてしまうのでしょうか。
確率的に考えてとてもおかしな現象ですよね。
しかし、実際に約8割の人が投資の世界で負けてしまっているのです。
では、どうしてそのようなおかしな現象が起きてしまうのでしょうか。
それは、8割の人が「常識」といわれている間違った考えを実践してしまっているからです。
今回の記事では「投資に関する正しい考え方」をすべて理解してもらいます。
ここの部分を理解するだけでも、2度と8割側の「損をしてしまう投資家」には戻れなくなりますので、しっかりと理解していください。
一緒に2割側の投資家へとなりましょう!
まずは常識を捨てるところから始めよう
お手持ちのスマートフォンを手に取り、友達に電話をかけてみてください。
そして「これから株式投資を始めたいんだけど、どうすれば儲かるかな?」と聞いてみてください。
おそらく一番多い反応は「株式投資でなんか儲かるわけないでしょう。」だと思います。
その次に多い反応は、自分には株式投資の経験なんてないのにもかかわらず
- 業績の良い会社の株を買えば儲かる
- 株は安いときに買って高くなったら売れば良い
など、株式投資の常識を一生懸命に説明してくれるパターンかと思います。
今この記事をよんでいるあなたもこの2つが「株式投資の常識」と思っているはずです。
しかし、この2つの常識は株式投資の世界では通用しないのです。
それなのにもかかわらず8割の投資家は上記のことを「株式投資の常識」と思い込み、この間違った常識に従った行動を繰り返してしまうため損失を出してしまうのです。
この常識には3つのワナが隠されています。
★ワナ1:買う銘柄を教えてください
株式投資で生計を立てている「投資家」
この人は株式投資でかなりの利益を出しています。
あなたがこのような人に出会ったとき、こんな質問をしたいと思いませんか?
「どんな銘柄を買えば良いですか?」と。
僕も、どんな銘柄を買えば良いかとても気になります。
しかし、あなたは買う銘柄を教えてもらったら確実に儲ける自信がありますか?
現実はそんなに甘くないのです。
実際に買う銘柄を教えたとしても、人によって結果は様々なモノになってくると思います。
なぜ、買う銘柄を教えたのにもかかわらず人によって結果が変わってきてしまうのでしょうか。
それは「銘柄がポイントではない」ということです。
たとえ買う銘柄が分かったとしても、いつ買っていつ売れば良いのか。
それが分からないのです。
1ヶ月後買った銘柄がうまく軌道に乗ってきて、利益が出てきたとしても
利益を確定するタイミングすら分からない。
だから、買う銘柄を教えたとしても人によって様々な結果になってしまうのです。
「いつ買って、いつ売れば良いのか。」
この部分が大切なことなのです。
★ワナ2:業績の良い会社の株なら上がるでしょ
これも多くの初心者の投資家の方が考えてしまう「常識」なのではないでしょうか。
会社が頑張って利益を生み出し、その会社の業績が良くなれば、それにつられてもちろん株価も上がる。
これは広く一般に受け入れられている株式投資に対する常識ですが、実は間違っているのです。
ここで1つ理解してほしいのは「業績の良い会社の株価が必ずしも上がるとは限らない」
ということです。
業績はとても良いのにもかかわらずなぜか株価は下がり続ける。
そんな例はたくさんあります。
逆に、業績はあまり良いものとは言えないけれど、なせか株価が上がっていく。
こんな例もあるのです。
なぜこのような逆行現象が起きてしまうのでしょうか。
それはこの前の記事
でもご説明しているとおり、株価は業績によって決められているものではないからです。
株価は投資家の心理を反映した2つの要因によって決められているのです。
その2つとは
- 事前予想に対する結果
- 投資家が考えるトレンド
この2つです。
★事前予想に対する結果
この事前予想に対する結果とは、業績発表前に各種情報媒体で発表される「事前の予想」
この事前に発表される予想に対して実際の結果がそれを上回っていたのか、下回っていたかによって左右されやすいのです。
たとえばA社という会社があったとします。
そこの会社は今期100億円の利益を達成すると市場では予想されていました。
しかし、実際は90億円の利益しか出せなかったとします。
90億円もの利益となればとても立派な数字ですよね。
しかし、予想に届かなかったことに失望してしまった投資家達からの売り注文が多くなり株価は下落して行ってしまうのです。
逆に、B社という会社は100億円の赤字が市場で予想されていたけれど、実際は90億円の赤字で済みました。
すると投資家達は今後の回復を期待してその会社の株を買おうとするのです。すると株価は上昇します。
A社は頑張って利益を出したのに、市場予想に届かず株価は下落。
赤字企業のB社の株価が上がり利益を出したA社の株価が下がってしまう。
A社としては不満に思うかもしれませんが、投資家の心理としては売り注文を出してしまうことも仕方がありません。
★投資家が考えるトレンド
次の原因は、投資家がその会社に対してどのような見方をしているかです。
業績発表がある前から、株価が下がっていく傾向が強いなと投資家が判断してしまった会社の株は
好業績の発表だとしても、一時的に株価が上昇することにとどまってしまい、しばらくするとまた元の下落傾向に戻ってしまうことがよくあります。
この下がっていく傾向のことを「下落トレンド」と呼びます。
つまり、業績が良いから株価が上がるという機械的な考え方は株式投資の世界において通用しないのです。
正しくは投資家の心理が株価を決定しているということです。
★ワナ3:安くなったら買って高くなったら売る
株は安くなったときに買い、高くなったときに売れば良い。
これもよく言われる投資の決まり文句ですよね。
株式投資も「もの」の1つであるため、安くなったときに買って、高くなったときに売る。
これは一見してみると当たり前のように思います。
しかし、投資のプロ達はこれとは真逆のことをしているのです。
例えば、多くの初心者投資家は「5日連続で株価が下がってきたので、そろそろ上がるかな?」
そう思い株を購入してしまいます。
しかし、投資のプロがそのようなことをすることは決してありません。
しばらく下がってきたというのはその後の大暴落の兆しの可能性がとても高いのです。
では、なぜプロの投資家達はそのことに気づけて初心者投資家とは真逆のことをしているのでしょうか。
それは「株価の大きな流に乗っかり、抵抗なしに利益を取るため」です。
これから上昇トレンドが発生する場合は、下がってきた株価の流から一転して上昇し始めてきます。
プロはこの「これから上昇トレンドになるよ」という株価からの合図を見逃さないのです。
「安くなってきたから買おう」ではなく「高くなってきたから買おう」
これがプロの買い方なのです。
さらに株を売るときにも初心者投資家とプロの投資家の差がハッキリしてきます。
多くの投資初心者の方々は「株価が高くなってきたら売る」という行為を行いますが
プロの投資家は逆で「株価が下がってきたら(下落トレンドに入ってきたら)売る」ということをしています。
つまり「安くなったら買い、高くなったら売る」のではなく
「高くなったら買い、安くなったら売る」
これが株式投資の正解では大切なのです。
要するに流の変化(サイン)を見落とさずに取引していけば良いと言うことですね。
株価が高くなり始め、上昇トレンドになることを確認してから買う。
株価の上昇の勢いが弱くなり、下落トレンドに入ったことを確認してから売る。
★本記事は下記本を参考に執筆しています★
さらに詳しく内容を知りたい場合、下記本をご購入ください。
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