★今回この本から学びます★
世界一やさしい株の教科書1年生 再入門にも最適! [ ジョン・シュウギョウ ]
皆さんこんにちは「20代からの資産運用を考える」管理人のゆうしゃんです。
今回は「本から学ぶ」シリーズ第2回。
「世界一やさしい株の教科書1年生」を参考に、一緒に株について学んでいきましょう!
前回は「株」についてご説明させていただきました。
今回はそんな「株」へ投資する行為である「株式投資」とは何か。
これについて解説していきます!
前回の記事をまだ見ていない方は、ぜひご覧いただいた後また戻ってきてくれると嬉しいです。
「株式投資」とは?
正直「株式投資」と聞いてもぱっとしませんよね。
「株」に投資を行う「株式投資」とはいったい何なのでしょうか。
そこで今回は、株式投資に関する正しい考え方を学んでいくことにしましょう。
株式投資とは、数ある金融商品の内の1つである「株式」に自分の資金を投じ、リスクを取る代わりに利益を得ることを目的として行う行為のことを言います。
リスクとは「元本割れ」のリスクのことです。
会社が倒産すれば、自分の投じた資金がゼロになってしまう可能性もあります。
ただ、前回の記事
でも説明したように、株主は出資金以上の責任を背負うことはありません。
これを「有限責任」といいます。
そのため、FXのように「追証(追加保証金)」と呼ばれる借金が発生するリスクはありません。
そのため、FXよりは安全と言って良いのかもしれません。
株式投資に関する間違った考え方
大きく分けて2種類の間違った考え方をしてしまう人がいます。
それが「カジノ型」の考え方と「愛着型」の考え方です。
まず、株式投資において「カジノ型」の考えから抜け出すことができないのならば投資なんてはじめからやらない方が良いでしょう。
「株式投資」と聞くと「ギャンブル」などを思い浮かべる方も多く居ると思います。
1つ1つの個別銘柄(企業)をスロットマシンと考えて、運良く良く当たる台に座れば大きく儲かり、運悪くダメ台に座ってしまったら大きく損をしてしまう。
これが「カジノ型」の考え方です。
しかし、このような考え方は「投資」ではなく「投機」
まさに「ギャンブル」そのものです。
この考えを改めない限りは株式投資で成功することはないでしょう。
では、ギャンブルと投資の違いはいったいどこにあるのでしょうか。
それは「利益と損失に対する考え方」の違いです。
ギャンブルの場合は多額の資金の使わせ、ほんの小さな利益をたまに返します。
そうすることによって利用者を中毒状態にしてしまうのです。
多額の資金を使っているのにもかかわらず、小さな利益が返ってくると
なぜか「快感」を覚えてしまい、絶対に勝てないゲームと心の中では分かっていてもお金を使い続けてしまいます。
結果、多額の資金を失ってしまうのです。
しかし、投資の場合はどうでしょうか。
投資の場合、ギャンブルとは真逆で「小さな損失が発生するリスクを受け入れることで、長期的な利益を大きくする」ことを目的としています。
結果、少しずつではありますが資金を増やすことができるのです。
次に「愛着型」
こちらは先ほどの「カジノ型」に比べれば断然健全な考え方ですが残念ながら「投資」には向きません。
愛着型の投資とは
単純に会社のことが好きで「株を買うことで応援していきたい!」
このような思いから投資をする考え方です。
これは先ほどの「カジノ型」の考えより、全然良い考え方ではありますが
「投資」ではなく単なる「応援」になってしまいます。
なぜなら、少し前にもご説明したように
本来の投資の目的は「株式」に自分の資金を投じ、リスクを取る代わりに利益を得ることを目的として行うことだから。
単なる応援では投資にはなりません。
株価が下がってしまっているのにもかかわらず喜んで保有し続ける。
これが愛着型の特長です。
投資をする以上「利益を上げていく」という根本的な部分を忘れてはいけません。
株式投資をすることで得られる4つのもの
株式投資を行うことで下記4つを得ることができます。
●株式投資をすることで得られるもの
配当金 | 企業の得た利益の一部の還元 |
株主優待 | 企業のサービスや物品のプレゼント |
経営参加 | 株主総会で今後の経営の意思表示が可能 |
売却益 | 買ったときより株価が高くなっている場合の利益 |
では、具体的に上記4つが何なのか。
学習していきましょう。
★配当金
株式会社は日々「利益」追求し活動しています。
そこで得た利益は再投資してさらに事業を大きくするか、株主に利益を還元する形で「分配」されていきます。
この企業の利益の分配金のことを「配当」といい、保有株数に応じ株主へ支払われます。
★株主優待
株主優待とは、企業が株主へのお礼のために送られるサービスや物品のことを言います。
ただし、株主優待は義務ではなく全ての企業が実施している訳ではありません。
日本特有の「おもてなし」という文化が影響しているのでしょう。
株主優待は日本特有の文化であり、海外では優待に送るコストを配当金に上乗せして支払うと言うのが通常のようです。
★経営参加
株主には定期的、または臨時に開催される「株主総会」へ参加する権利を有しています。
株主総会へ参加することにより、その企業の経営に関わる重要事項に意思表明することができ、間接的にではありますが経営に参加していくことができるのです。
また1人1票ではなく、保有している株数に応じて決定権が大きくなるという特徴があります。
ちなみに、ここで代表取締役(社長)の交代なども要求することができます。
★株の値上がりによる「売却益」を期待できる
皆さんご存じの通り、株価は日々変動しています。
この変動は「需要と供給」の関係によるもので、多くの方が欲しいと思っている銘柄の株価は上がり、逆に多くの方が要らないと思っている銘柄の株価は下がります。
この変動を利用して「売却益」を期待できるのです。
例えば、今現在1株1,000円の企業があったとします。
あなたはその企業の株を1株1,000円の時に1,000株買いました。
すると1週間後あなたの買った企業の株価は1株1,100円になっていました。
すると1株あたり100円の利益がでて、売却時10万円の利益が出るのです。
まとめ
ここまでであなたは「株とは何か」
そして「株式投資とは何か」について学んできました。
株式投資の間違った考え方には大きく分けて「カジノ型」と「愛着型」の2種類があり
もし今株式投資をやっていて、上記のような考えを持ってしまっている方は早急に考えを改めなければなりません。
「リスクを受け入れることで利益を得ることを目的とする行為」が「投資」
ということを忘れてはならないのです。
本日も最後までご覧いただきありがとうございました。
今後とも「20代からの資産運用を考える」をよろしくお願いいたします。
★本記事は下記本を参考に執筆しています★
さらに詳しく内容を知りたい場合、下記本をご購入ください。
世界一やさしい株の教科書 |
コメントを残す